新幹線のベビーカーの置き場所のオススメは、2020年5月以降、変わってしまいました。
<<2020年4月まで>>
車いす用の席があいていたら、当日予約でき、ベビーカーをたたまずそのままおけた
<<2020年5月以降>>
車いす用の席は、当日でも予約できなくなった。
代わりに特大荷物スペースを予約すれば確実にベビーカーを置けるようになった。
混んでいなければ、ベビーカーはたたまずに置ける。
一方で、以下の点では、便利になったとも感じています!
- 当日でなくても、1か月前からベビーカースペースを確保できるようになった
- 確実にベビーカーを置けるスペースが、増えた
- 高い確率で、ベビーカーをたたまずにそのまま置くことも可能
この記事では、実際に利用したときの新幹線内の写真もたくさん紹介し、実際の予約方法など、詳しく紹介します。
さらに、新幹線内の授乳室、おむつ替えトイレについても、詳しく紹介します!
- ベビーカーをたたまずに置けるスペースの詳細【写真つき】
- ベビーカーを置けるスペースつき座席の、具体的な予約方法
- 授乳スペースやおむつ替え台つきトイレの場所
- 赤ちゃんと新幹線に乗るときにオススメのおもちゃ&ベビーカー
ちなみに、新幹線に乗るときや長い移動におすすめのベビーカーは、「トラベルシステム」です。
チャイルドシートとベビーカーをドッキングさせることのできるベビーカーのことで、これがあれば、寝ている赤ちゃんを起こさずに座席の上に移動させたり、泣き始めてもゆりかごのように揺らして寝かしつけることができました!
トラベルシステムについては、詳しくはこちらの記事でまとめています。
新幹線のベビーカーの置き場所は、どこがオススメ?
2020年4月以前のベビーカーの置き場所と、予約できなくなった理由
以前は、車いす用のスペースがあいていたら、当日に隣の席を予約することができました。
しかし、2020年10月現在、この車いす用スペース近辺の席は、車いすの予約が入っていなくても、他の人は一切予約できなくなってしまいました。
JR東海のオンライン予約システム「スマートEX」で見ると、車いすスペース近くの11号車12番と13番のA~C席はすべて「×」=空きなしと表示されます。
(そもそも〇も×も入っていない、12番C席、13番C席が、そのままベビーカーが置けるスペースでした)
以前は、車いすの方の予約が入っていなければ、当日この席は開放されていました。
しかし、今は車いすの方・連れの方以外は、予約できなくなってしまったのです。
なぜ、このような変更になったのか?
JR勤務の知り合いに聞くと、障害者・車いすの方の訴えからの国会答弁をきっかけに、車いすの方がより新幹線を利用しやすいように、この席の予約が限られるようになったとのことでした。
2020年5月に始まった「特大荷物スペースつき座席」が、ベビーカーにおすすめ!
特大荷物スペースつきの座席とは、新幹線の各車両の最後尾の席のことです。
この席の後ろに、大きなスーツケースや楽器、ベビーカーなどが置けるスペースがあるんです。
席に座って、すこし背もたれを倒すと、こんな風にベビーカーの座席を見ることができます。
また、ベビーカーをたたまずに、そのまま置けるかどうかは、他に特大荷物を置きたい人がいるかどうかによります。
例えば、自分以外に、最後部の席を予約している人がいたら、その人も特大荷物を置くかもしれません。
また、特大荷物スペースつき座席を予約していない人でも、車内で1000円払ったら、もしくは車いすや楽器、自転車などなどは予約していなくても、置くことができます。
そのときは、ベビーカーをたたんで、譲り合ってスペースを使うようにしましょう。
特大荷物スペースつき座席の予約方法は? 有料なの?
特大荷物スペースつき座席は、事前に「スマートEX」からオンライン予約するのがオススメです!
ベビーカーは、予約なしでも、乗った時にスペースが空いていれば置くことができますが、予約したほうが確実に置けるので、予約が安心です。
(スーツケースなどは、事前予約なしにスペースに置くと、1000円とられます。詳しくはJRの公式サイトへ。)
オンラインでの予約方法
オンライン、スマートEXでの予約方法を紹介します。
スマートEXは、新幹線などの無料予約サイトで、無料会員登録が必要です。
①スマートEXサイトにログインする。
②「予約」ボタンを押す。
③日付・時間・出発地・目的地・人数を入力したあと「特大荷物スペース利用」にチェックをいれて「OK 予約を続ける」ボタンを押す。
「特大荷物スペースを利用」にチェックを入れないと、この後の座席選択の画面で、スペースつきの最後部の座席がすべて「×」=空きなしと表示されてしまいます。必ず、チェックを忘れずに。
④予約したい列車の「この候補を選択」を押す。
自由席は選べません。
⑥座席表の「〇」の席から、予約したい席をタップして「OK 予約を続ける」ボタンを押す。
特大荷物スペースつき座席は、各車両の最後尾席のみなので、最後尾以外はすべて「×」と表示されます。
⑦予約内容を確認して、「OK 予約する(購入)」ボタンを押す
新幹線にベビーカーで乗るとき、オススメの車両は?
オススメの車両は、のぞみなら11号車の近く、ひかり・こだまは7号車の近くの車両です。
なぜなら、それぞれの11号車・7号車には、授乳ができる多目的室や、おむつ替えができるトイレが近くにあり、デッキも広々としているからです。
多目的室とは、車いすのお客さんや具合が悪いお客さんが横になったりできる鍵つきの個室です。
もし多目的室が空いていた場合、授乳に使用することができます。
使用したい場合、乗務員やパーサーが通りがかった時に「授乳で多目的スペースを使いたい」と伝えると、鍵を開けてくれます。
内側から鍵をかけられます。
中はこのように、座席があり、ベビーカーごと入れるくらい広々としています。
この座席は、フルフラットにできます。
また、窓がついています。
そのため、途中の駅で停止した時、駅のホームの人から中が丸見えになります(笑)。
多目的室は、授乳の間しか使えません。
他に使いたい方が出てくるかもしれないので、授乳が終わったらすぐに出ます。
ちなみに、終わった後はそのまま、席に戻って大丈夫です!
乗務員やパーサーの方がまた戻ってくるまで、待っている必要はありません。
2019.12.26追記
一度、この多目的スペースが、ずっと埋まっていることがありました。
車掌さんに聞くと「車いすの方が〇〇駅まで、ずっと予約している」とのことでした。
多目的スペースは予約で埋まってしまうこともあるようです!
その場合、授乳は「乗務員室」に案内してもらえました。
パイプ椅子にようやく座れる程度の狭いスペースでしたが、鍵を内側からかけることができました。
多目的スペースが埋まっていても、別の提案があるのは本当にありがたいです!
多目的スペースがずっと埋まっている場合は、車掌さんに、乗務員室の利用について聞いてみてください。
そして、多目的室の向かい側に、おむつ替えシートつきトイレがあります。
オムツを捨てるゴミ箱もあります。
でも、簡易的なゴミ箱なので、おむつをそのまま捨てるには気が引ける感じです…。
わたしは防臭&中が見えない袋に包んで、おむつを捨てています。
そして、多目的室とおむつ替えトイレがあるデッキは、普通のデッキよりも広々としています。
よっぽどの繁忙期でない限り、人もあまりいません。
そのため、もし車内で赤ちゃんが泣いてしまったら、この広いデッキに移動すれば、あまりプレッシャーを感じず、泣いている赤ちゃんをあやすことができます!
新幹線に赤ちゃんと乗るとき、持ち込みオススメのアイテム
赤ちゃんがぐずりだしたとき、気持ちをそらせるおもちゃがあると安心です!
ポイントは、大きい音がでないもの。
揺らして音がでるおもちゃは、意外と音が響き渡るのでやめたほうがいいです。
おすすめなのは、赤ちゃんがさわるとくしゃくしゃ鳴る布のおもちゃです。
その程度の音ならうるさくないですし、赤ちゃんの興味を長く引いてくれます。
わたしが実際に重宝しているのはこちら。
- カラフルだから、月齢の小さな赤ちゃんでも注目してくれる
- 薄い紙のようなものなので、小さな赤ちゃんでもにぎりやすい
- 触ると、くしゃくしゃ音がするので、長く遊んでくれる
- 音が周囲に響き渡らない
- 軽くて持ち運びしやすい
布絵本も、眺めたり触ったりかじったり、赤ちゃんが夢中になります!
おもちゃを忘れてしまったら、コンビニの袋を与えても、くしゃくしゃにして楽しそうに遊んでくれます(笑)。
新幹線に乗るときのオススメのベビーカーは、トラベルシステム!
新幹線に赤ちゃんと乗るとき、ものすごーく重宝しているのが、トラベルシステムのベビーカーです。
わたしが使っているのは、イギリスブランドjoie(ジョイー)のトラベルシステムです。
ここが便利! ①チャイルドシートがゆりかごになって、すぐ寝てくれる
一番頼もしい機能は、チャイルドシートの底がカーブになっていて、ゆりかごのように揺らすことができ、寝ぐずりする赤ちゃんもすっと寝てくれることです。
新幹線で申し訳ない気持ちになるのって、一番は赤ちゃんが泣いた時ですよね…。
そんなとき、すっと赤ちゃんを寝かしつけられるチャイルドシートは、本当に助かります。
眠くて泣き始めたら、ベビーカーに乗せていたこのチャイルドシートを床におろし、赤ちゃんをのせて揺らすと、寝てくれるというわけです。
眠ったら、そのままチャイルドシートをベビーカーの上に戻せば、スペースも取りません。
長引きそうなときや、泣く声が大きめのときは、デッキでおこない、眠ったら席に戻ってます。
この前も、こんな感じで、床でチャイルドシートを揺らすと、すっと寝てくれました。
手には、遊んでいたコンビニの袋が…(笑)
その後、そっとチャイルドシートをベビーカーに乗せてこの通りでした。
ここが便利!② 360度赤ちゃんをカバーするので、つばや感染症から多少守れる
普通のベビーカーだと、赤ちゃんが丸見えになりますよね。
でも、トラベルシステムなら、チャイルドシートを乗せた状態のベビーカーだと、赤ちゃんを360度カバーできるのです!
ツバや菌、光や雑音を多少シャットダウンできます。
気持ち程度の効果しかないと思いますが(笑)、なんとなく、人混みの中では安心します。
トラベルシステムのメリットはたくさんあって、別記事にまとめているので、気になる方はどうぞ。
ぜひ、快適な赤ちゃん連れの新幹線を楽しんでください!
ちなみに、飛行機にも、赤ちゃん連れにオススメの席があります。
これも予約方法が普通と少し違って、別記事にまとめています。
飛行機に乗るときの当日の流れ・持ち込みにオススメのものも、書いてます!