いつかは子どもを産みたい、妊娠したいと思っている人、不妊治療をしている人は、自分の妊娠力や卵巣年齢が気になるのではないでしょうか?
そんなとき、ひとつの指標になるのがAMH(抗ミュラー管ホルモン)です。AMHとは何か?
AMHの数値は、区や会社の健康診断や、一般的な婦人科検診では測ることができず、一部の婦人科で自費診療で検査しないと分かりません。(ブライダルチェック項目にも入っていることが多いです)。
一般的に、AMHの数値が低い=卵巣年齢が高い、ととらえられています。
(AMHが高すぎるのも病気の可能性がありますが)
「もしかして私は、妊娠しづらい体質?」
「20代で40歳の卵巣年齢なら、30代で閉経しちゃうんじゃないの!?」
かなり心配しました。
でも結局、不妊治療もせず、30歳で自然妊娠して出産しました!
妊娠経過も、重めのつわりを除けば順調、安産でした。
わたしのAMH経験談を詳しくお話しますね。
一言でまとめると、
AMHに惑わされすぎなくていい!
でもいつか子どもが欲しいなら、今、AMH検査含めたブライダルチェックをしておいたほうがいい!
です(笑)。
AMHって何? たった4行で簡単に説明!
卵子の数は生まれたときがMAX、年々減り続けており、決して増えることはありません。
つまり、20代の自分より、40代の自分のほうが、残りの卵子の数は少ないんです。
卵巣内に、どれくらい卵が残っているか、それを表す指標がAMHです。
AMHが低ければ低いほど、残りの卵子の数は少なく卵巣年齢も高い、ということになります。
わたしのブライダルチェック&AMH検査体験談
わたしはAMHの検査を受けようと思ったのは、28歳の春でした。
社会人になって5年、ずっと忙しく働いてきましたが、いきなりふっと暇になった1か月があったんです。
そのとき、「ありとあらゆる検査を受けまくろう!」と、平日に半休を何度もとって、区の子宮頸がん検診や歯科検診など、病院に通いました。
そのときに、「ブライダルチェック」という妊娠にまつわる総合的な検診を受けることにしたんです。
結婚前の男女が、お互い妊娠できるか、妊娠に影響のある感染症がないか、結婚前にまとめて検査するのをオススメするため、「ブライダル」という名前が入っていますが、要は「妊娠のための総合検査」。
漠然と20代のうちに子どもが欲しいと思っていたので、今のうちに調べておこうと思ったのでした。
婦人科でのブライダルチェックは特に痛い思いをすることもなく、ささ~っと終わりました。
2週間後、軽い気持ちで結果を聞きに行くと、驚きの言葉を告げられました。
まだ28歳なのに、婦人科系のトラブルどころか生理痛すらなく生きてきたのに…卵巣年齢が40代!?!?
ショックでした…。
AMHが低い=妊娠が難しいわけではない! お医者さんに聞いたこと
しかし、卵巣年齢が40代=妊娠力も40代並と言うわけではないのです。
AMHはあくまで、卵子の残りの数を表す数値であって、卵子の質は全く関係がないのです。
つまり、卵子の数が少なくても、卵子の質が良ければ妊娠をできるということです。
そうお医者さんに説明されました。
そして、卵子の質を測るは検査はないと言うこと。
AMHが低いことが明らかに不利になるのは、例えば不妊治療で体外受精をする時など。
取り出せる卵子の数が、他の同年齢の人に比べて少ないかもしれないとのことでした。
「卵子の数が少ないと言う事は、その分生理が終わるのも早い、閉経も早いと言うことですか?」と聞くと、
と言われました。
実は、その日の体調でAMHも変わる!? あやふやな検査で意味なし?
わたしの卵子の数は、もうそんなに残されていないかもしれないと言うのは、とてもショックな事でした。
それからしばらくして、たまたま別の産婦人科医の方にお会いする機会があり、自分のAMHが低いことを相談してみました。
と、率直な意見を聞かせてくださいました。
- AMHの数値は、妊娠のしやすさとは関係ない
- 卵子の質を調べる検査はない
- AMHの検査結果が、必ずしも正しいとは限らない。あくまで参考、指標に。
AMHが低い原因を予想。わたしの場合
なぜわたしのAMHの数値は低かったのか。
持って生まれた卵子の数がもともと少なかったのかもしれません。
一般的に、体質に個人差があるので、AKHが低い原因ははっきりとは分からないそうです。
でも、1つだけ、もしかしたらこのせいで私のAMHが低かったのかなと思うことがあります。
それは、2年間、ピルを正しく服用しなかったために、生理が普通以上にたくさんあったことです。
ピルを正しく使わず、生理過多の時期があった
わたしは、20代半ばのころ、2年ほど避妊目的で病院で処方されたピルを飲んでいました。
しかし、低用量ピルの飲み忘れが多かったせいで、月に2度も生理が来るということがよくありました。
ピルは、毎日決まった時間に飲み続けなければいけません。
きっちり飲めば、生理をほぼ確実にコントロールできますが、飲み忘れるともう翌日に生理が来てしまいます。
大雑把で忘れっぽい私は、ついついピルを飲み忘れてしまっていました。
通常は月に1度の排卵のはずが、ピルの飲み忘れで月に2度も3度も排卵してしまい、卵子が減ってしまったのかもしれないと思っています。
まぁ、こんな大雑把すぎる人はあまりいないでしょうけど(笑)、みなさんもピルを飲むときは気をつけてくださいね!
ブライダルチェックから2年後に自然妊娠。出産するまでの経験談
「いつか妊娠したい」が「早く妊娠しよう」に切り替わった
AMHの低さは、体外受精が必要な場合でない限り、妊娠のしやすさとは関係がない。
それを知って、少し安心しました。
しかし、私はこの検査結果を知ってから、「いつか妊娠できたらいいな」という思いが「20代のうちに妊娠したい」という積極的な気持ちに変わりました。
のんびりしていたら、もう絶対妊娠できない時期になってしまうかもしれない。
わたしは人よりもリミットが早いんだ。
今まで仕事との兼ね合いで妊娠を先延ばしにしていましたが、先延ばしにすることで、一生子供を持てなくなるかもしれないんだったら、今妊娠を最優先すべきだ!と思いました。
多忙な仕事と、妊娠したい気持ちの間で揺れ動く日々…
しかし、妊娠を決意した途端、別の部署に異動になってしまいました。
異動先の部署は、前にいた部署よりもさらに人手が足りず、明らかに労働力として期待されていました。
その迷いを吹っ切ることができなかったせいか、なかなか妊娠できませんでした。
予想外の妊娠は流産に。しかし半年後に再び妊娠→出産!
異動から半年後、「迷いながら妊活するのはもういいや!しばらくはいいや!」と開き直った途端、妊娠が発覚しました。
すごく嬉しかったです。
産休に入るのも、異動から1年は経ったタイミングになるし、産休から戻ってくる人と入れ違いになるから、許容範囲かなと思って安心しました。
しかし、妊娠八週目くらいで、稽留流産。
すごくすごくすごく悲しかったです。
氷点下の気温の中、外で立ち仕事をしたからかなぁとか、インフルエンザの予防接種をしたからかなぁとかいろいろ考えてしまいました。
でもこの時、できるだけ早くもう一度妊娠するんだと決意しました。
そしてその半年後、妊娠が判明しました!
再度妊活を始めて、たった2周期目で妊娠することができたのです。
その後は至って順調で、重いつわりで体重が8キロも減ってしまったけど、仕事をほとんど休まず産休に入り、無痛分娩で元気な男の子を産むことができました!
AMHが低くても、自然妊娠できたワケ&良かったこと
結果的に、私は、AMHは低かったけど、妊娠がしづらいということは、なかったと思います。
不妊治療目的で病院にも行っておらず、市販の排卵検査薬を目安にした自己流トライで妊娠できたからです。
ただし、これが5年後だったらどうだったか?
さらにAMHは低くなり、卵子はもうほとんど残っていないから、体外受精も難しいと言われていたかもしれません。
逆に、たまたま体調のせいでAMHが低く出ただけで、焦る必要もなかったのかもしれません。
でも、わたしはあの時検査を受けて、AMHが低いと分かったからこそ、ちゃんと妊娠に向き合えて、かわいい我が子に出会えたと思っています。
子供2人以上欲しいのですが、AMHのことを考えて、すぐに2人目にトライすることも考えています。
(続けての妊娠は、体にも負担があるようなので、まだはっきりとは結論は出ていませんが)
AMHの検査やブライダルチェック、費用はいくら? 東京のオススメの病院は?
AMHの検査は、自費診療となり、大体5000円ほどかかります。
また、HIV感染や性感染症の感染、風疹の抗体など、妊娠に重要な項目を総合的に調べられるブライダルチェックは、病院や検査項目数にもよりますが、大体25,000円前後かかります。
さらに、がんや腫瘍もできやすい、乳・子宮・卵巣のすべてをチェックできる、人間ドックのようなプランもあります。
ただ、AMHの検査やブライダルチェックを行っている婦人科は、結構少ないです。
人間ドックの予約者数NO.1サイト、「人間ドックのここカラダ」のブライダルチェックのページだと、地域ごとに一覧でまとめられていて、プランも比較しやすいです。
性病検査だけでなく、乳・子宮・卵巣のすべてをチェックできるプランが豊富です。
医療機関選びに迷ったら、「人間ドックのここカラダ」の方に、電話で最適な病院を相談することもできます。
さらに、「人間ドックのここカラダ」から予約すると、最大3%(Pontaポイント1%、リクルート期間限定ポイント2%)もたまるんです!
AMHも検査できてお手頃価格の、オススメ医院は、東京だと港区の堀産婦人科です。
- 子宮頸がん検査(子宮頸部細胞診・HPV検査)
- STD検査(おりもの検査)
- クラミジア、淋菌、子宮筋腫、内膜症などがわかる子宮チェック(経膣超音波)
- 、AMH検査、風疹抗体、甲状腺、貧血など
上記の妊娠に重要な項目を、2万5000円で検査できます。
(調べてみると分かりますが、これだけ充実して2万5000円ってお手頃です!)
口コミでも、先生が親身に相談に乗ってくれる、待ち時間も少ないと評判です!
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自宅でAMHをはかれるキットをおすすめしないワケ
AMHを検査できる病院は、都内でもそんなに多くはありません。
自宅で検査できるキットはないのか?
実はひとつだけあります。
2018年に発売されたばかりのF checkという卵巣年齢チェックキットです。
自宅で検査できるのは嬉しいですが、こちらはあまりオススメできません。
なぜなら、自宅で卵巣年齢をチェックする「F check」は、税込み2万円以上と値段が高いからです。
さらに、病院なら医師の先生にアドバイスをもらったり、相談もできます。
同じくらいの金額を払うなら、わたしは病院でAMHの検査を受ける、「人間ドックのここカラダ」から予約して、少しでも安く予約するのをおすすめします。
自宅でも、AMH以外の、妊娠に関わる検査ができる!
AMHの値にこだわらず、妊娠に関わる性病などの検査をしたい場合は、自宅でできる検査キットはおすすめです。
値段も3000円~と安価だし、数十年以上の実績を持つ会社が多いので、安心して検査を受けられます。
性病にかかっていないかどうかは、妊娠に大きな影響を与えます。
AMHでは卵子の質までははかれない、あいまいな指標でもあると言われている一方、性病はもっとダイレクトに重要です。
例えば、淋菌やクラミジアなどの性病は、自覚症状が乏しいのに放置しておくと、不妊の原因になります。
またB型肝炎は、妊娠したら必ず陽性かどうか妊婦検診で検査されるなど、妊娠・出産において重要です。
そんな、各種性病やB型肝炎の検査が、自宅でできるのです。
忙しくて病院に行く時間がない、
でも、いつかは妊娠したい
いつでも妊娠できるよう、体の準備はしておきたい
そんな人に、自宅検査キットはオススメです!
「いつか」妊娠したいなら、「今」検査して、検査結果に基づいて治療を進めれば、将来の妊娠の可能性が高まりますから。
自宅での検査はとても簡単で、キットを送ってもらい、返送するだけ。
検査キットと分からないように配送されますし、郵便局受け取りも指定できるので、プライバシーを守れます。
結果は、オンラインもしくはメールもしくは郵便で見ることができます。
検査キットのオススメは、17年もの歴史があり、市長の認可を受けた衛生研究所のさくら検査研究所です。
値段は、一番充実した8項目(B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒、淋菌、トリコモナス、カンジダ、クラミジア)で、13800円。
最低限の4項目だと、7000円~9000円です。
さらに、パートナーと二人分、10項目検査できる「ブライダルチェック ペア」プランも。
わたしは、ブライダルチェックを受けらから、妊娠と真剣に向き合えた。
可愛い我が子に会うことができた!
と思っています。
妊娠のための投資は、将来の幸せというリターンにつながります。
まず検査する、行動をオススメします!